ドグマチールの効能と効果

使用上の注意

 

ドグマチールの使用にあたっては医師の診断を受けてから処方されるのですが、元から使用において注意しなければならない人について説明しておきます。

 

まずはプロラクチン分泌性の下垂体腫瘍や褐色細胞腫の疑いのある人で、この場合はドグマチールが使用できません。又、心臓病や低血圧、パーキンソン病、腎臓病のある人は、副作用の発生には特に注意しなければならず、慎重に使用する必要があります。

 

加えて、高齢の人や体力の弱っている人の場合も、通常より副作用が出やすくなるので注意深く使用することになります。中でも認知症に伴う精神症状では適応外使用は避けているのが原則です。

 

他の薬との飲み合わせでも注意事項があります。まずは、脳の神経を鎮める他の安定剤などといっしょに服用することで、この場合は必要以上に作用が強くなり過ぎ、副作用が強まる可能性があります。

 

パーキンソン病(レボドパ製剤など)の薬では、逆に、相互の作用が弱まることもあります。他にもドンペリドンやメトクロプラミドなどの吐き気止めの薬も注意が必要です。

 

薬以外ではアルコールです。アルコールといっしょにドグマチールを飲むと、眠気やふらつき、立ちくらみなどの副作用が通常より出やすくなるので飲酒は極力控えた方がいいでしょう。